私はすでに自転車用のチェーンチェッカをいくつか所有していますが、パークツールの CC-4.2 を買い足しました。
このエントリの要約
Park Tool CC-4.2 は、SRAM の FlatTop チェーンも含めたスポーツサイクルの一般的なチェーンすべてに使える、最も設計が新しく現代的な伸び率チェッカだと思います。
Shimano TL-CN42 登場以後(2020年~ぐらい?)に設計された現代的なチェーンチェッカをお持ちで無い、あるいは、SRAM 12or13S コンポーネントを使っている人にはとてもおすすめできる一品です。
現代的なチェーンチェッカとは?
自転車用チェーンチェッカは昔から色々あるのですが、2020年ごろから「従来製品と同じように見えるけれども測り方が実は違う」製品が登場し始めました。
詳しくはリンクしたこの記事などがわかりやすいかもしれません。
画像をお借りすると、

昔からあるチェーンチェッカーはローラーの内~内(画像中の青の位置)の距離を測るものでしたが、ローラーの内~外(画像中の黄色の位置)を測ることでより厳密にチェーンの伸びを評価できる、というので登場したのが Shimano TL-CN42 でした。

当初は、ローラーの摩耗による誤差に影響されずにチェーンの伸びを測定できるからいいねと評価されていましたが、SRAM Flattop チェーンが顕著なのですが、12速化でチェーンのローラーを大径化するメーカが登場し始め、さらにこの考え方の重要性が高まります。
二つ上の画像を眺めると、ローラーが大径化されるとローラーの内~内(画像中の青の位置を測る従来のチェッカが使えないことがわかると思います。
そんなこともあって、SRAM は Eagle, Flattop, 11S のチェーンの消耗は「SRAM 純正」か「Park Tool CC-4」か「Pedros Chain Checker Plus (II)」で確認しろ、とドキュメントに記載しています。(理屈上は、シマノの TL-CN42 も使える筈なんですが、商売上の事情で名前を挙げて無いんでしょうね……)

そんな背景があったりするのですが、パークツールが CC-4 をアップデートしたと聞きつけ、さっそく最新の CC-4.2 を注文していたのでした。
CC-4.2 は何が変わった?
シマノの TL-CN42 で確認できるのが、伸びが 0.5% を超えているか否か。
パークツールの CC-4 とぺドロスのチェーンチェッカープラス2 で確認できるのが、伸びが 0.5%,0.75% を超えているか否か。
そして先日リリースされた CC-4.2 は 0.5%,0.75%,1.0% を超えているか否かを確認できます。
シマノは「伸びが 0.5% を超えたらチェーン交換を推奨、0.75% を超えていたならスプロケットやチェーンリングも点検した方が良い」としているので、0.5% を超えてるかどうかだけ見れたら良いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、スラムの12速コンポではチェーン伸び 0.8% を交換の目安としていますので、スラムユーザは 0.75% もチェックできた方が嬉しい。シングルスピード車では 1% を交換の目安になる、ということらしく、この CC-4.2 があればピッチ1/2インチのチェーンを使う自転車をフルカバーできそうだと言えます。
使ってみました
手元に届いた CC-4.2 です。

いま使っている、SRAM Force AXS のチェーンをチェックしてみたところ、チェーン伸びは 0.5~0.75% の間にありそうだとわかりました。
ツール先端部分がレーザーカットされていて、チェッカーがカチっと止まるため、とても扱いやすいです。

「この道具の仕組みからして、測定するリンク数を多くすれば判定誤差が減るのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

シマノの TL-CN42 とパークツールの CC-4.2 を並べてみました。
TL-CN42 が測定するが11リンク、それに対して CC-4.2 が測定するのは15リンクですので、その分だけ測定精度の向上も期待できます。

大きくなった分だけ工具箱にしまいにくくなりますが、個人的には測定工具なので最重要なのは本来の用途の精度であって、収納性は二の次じゃないかな、って思います。
総合評価
販売価格 ¥3,168 とチェーンチェッカの中ではお高い部類ですが、それでも、モダンなチェーンチェッカーを一つもお持ちで無ければ文句なしにおすすめできます。
- シマノコンポを使っていて TL-CN42 を持っている人は、買い換えるほどではないかも。
- SRAM 12S などのコンポを使っていて、0.75%越えを判定できる Park Tool CC-4 や Pedros Chain Checker Plus II などを持っているという人も、わざわざ買い換えるほどではないかも。
- シマノコンポだけど現代的なチェーンチェッカを持っていなかったり、SRAM 12or13S コンポだけど0.75%越えを判定できるチェーンチェッカを持っていなかったり、あるいは、そもそもチェーンチェッカを持っていない人には強くおすすめできます!
私は、「TL-CN42 を持っていたけど、SRAM AXS 12S コンポも増えたので CC-4.2 を買い足したら大満足だった」というパターンでした。
