Hosumi's Lifelog

四十路おじさんがネットの海辺でぶつぶつ独り言をつぶやいているよ。

『レ・ミゼラブル』

観に行ったのは2月1日、これも忘れないうちにメモっておく。
飢えた姪を救うためにパンを盗んだ罪でジャン・バルジャンは19年間も奴隷のような監獄生活を送ることになる。仮釈放されても罪人であるため人々に疎まれ行き場を無くしたバルジャンに司教は寝床と食事を与えるが、バルジャンは銀の食器を盗んで再び逃げ出す……。
言わずと知れた名作小説そのままのストーリーなので、話の流れ自体に特に新鮮味はありませんが、ミュージカル映画は割とレアでそういう意味での新鮮味はあります。
全シーン歌いっぱなしなので、当然時間的な尺もどんどん長くなり、映画は2時間40分ぐらいの大作になってて、さすがに座りっぱなしのお尻が痛くなりました。
ミュージカル、ということで勿論出演者が歌いながら演技をするのですが、普通にセリフを読み上げるシーンが一つも無く、全てのシーンで人物が歌いっぱなしだったのは面白いと思った。
ソロパートの歌は、はっきり明瞭に歌詞を歌い上げてくれているため、するっとヒアリングができるのも不思議な感覚だった(合唱パートはさっぱりだけども……)。
歌と言えば、ジャベール警部のラッセル・クロウも意外と歌が上手で、「やるじゃん」って思ったりも。
シーンごとの時間配分で「もうちょっとこうすれば」と思うところがあったり、最終場面がすごく微妙だったりもするのですが(終幕後のカーテンコールみたいなつもりなんだろうが、あの終わり方はどうかと)、セット,演技,歌とも全体的な評価は悪くなかった。